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睡眠障害についての院長インタビュー
ご自宅でのお子さまとの過ごし方
「睡眠障害を抱える子どもと、どう接すればいいのか」と、悩んでいらっしゃる親御さんもいるかと思います。睡眠障害の原因はさまざまで、親から見ると「こんなことがきっかけだったの?」と驚くような些細なことが原因の場合もあります。中には、親の期待に応えたい一心で勉強やスポーツを頑張りすぎてしまい、「ある日急に朝起きることができなくなった」と相談に来る方もいらっしゃいました。睡眠障害になったことで、一番苦しんでいるのはお子様ご本人です。睡眠障害の原因が分かったら、ご家庭でも「そんなことで悩んでたの」と、お子さんのことを否定するのではなく、まずは「大変だったね」と受け入れてあげてください。
ご家庭でご協力していただきたいこと
睡眠障害は2、3日で症状が改善するものではありません。治療期間は数週間から長ければ半年以上かかる場合もあります。お子様の睡眠障害の治療を行う上で、私たち医療機関とご家庭との連携が大切になります。治療にあたっては、以下の点をご家庭でもご協力いただければと思います。
生活リズムを整える
睡眠障害の改善のためには、生活リズムを整えることが大切です。夜遅くまでテレビを観たり、ゲームをしていたりする場合は、時間を決めてやるようにして、「◯時になったら布団に入る」とルールを決めましょう。
寝る環境を整える
寝つきが悪かったり、朝起きられないときは、寝る環境に原因がある場合も考えられます。
・布団や枕など寝具は合ったものを使っているか
・部屋の温度は適当か(暑すぎたり寒すぎたりしていないか)
・テレビの音などでうるさすぎないか など
上記のような点に気をつけて、お子様が寝やすい環境を整えてあげてください。
睡眠記録をとる
睡眠障害の治療にあたって、当院ではお子様の入眠時間と起床時間を記録していただいています。今後の治療にも必要な情報になりますので、ご家庭での睡眠記録の記入にご協力いただけると幸いです。