睡眠障害の治療法・治療期間について

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睡眠障害の治療法

睡眠障害の治療方法には、「非薬物治療」と「薬物治療」があります。非薬物治療とは、文字通り薬を使わずに治療していく方法のことで、生活リズムや睡眠環境の改善を目指します。睡眠障害の原因は、一人ひとり違うので、まずは診療のときに普段の生活や学校、職場のことなどについて詳しくお話を聞かせてもらいます。その上で、「睡眠障害になっているのは何だろう」という原因を一緒に考え、改善策を考えるのが「非薬物治療」です。ただし、現状で「眠れない」などの症状がひどく、日常生活に支障をきたしている場合は、薬を使う「薬物治療」を行うこともあります。

 

「非薬物治療」では、

 

1.体内時計を調整するため、何時間の睡眠を必要としているかを調べる

2.必要な睡眠時間が分かったら目標入眠時刻を決める

3.目標入眠時刻に眠れるよう睡眠衛生指導や内服治療を行う

 

というステップで治療を進めていきます。

 

なお、治療を行う上で何時間の睡眠が必要かを調べるために、自然に眠くなる時間と、自然に目が覚める時間を2週間ほど記録してもらうことになります。「学校があるのに、そんなことはできない」というご家庭もあるかもしれませんが、睡眠障害を改善するためには、お子様が今どんな状態なのかを把握することが非常に大切です。高校生や大学生など出席による単位認定の問題がある場合は、一番近い長期休暇のときに試すなどして対応するケースもありますので、気になる点があるときは一度ご相談ください。

睡眠障害の治療期間

睡眠障害の治療期間は、症状がどれくらい進んでいるかによって異なります。初期の段階であれば、生活習慣や睡眠環境の改善によって2〜3ヶ月で症状がよくなる場合もありますが、朝起きることができないといった状態になると、治療期間が2〜3年になることもあります。「少しおかしいな」「睡眠のリズムが乱れているかも」と感じたら、お早めに近くの医療機関を受診することをおすすめします。

日常生活でどんなことに気をつければいいか

睡眠障害を改善するために、日常生活では以下のようなことを気をつけてみてください。

 

・朝日を浴びる

・日中に適度な運動をする

・湯船に浸かってリラックスする

・寝る前にスマホやタブレットを見ないようにする

・寝る前にコーヒーなどカフェインを摂取しないようにする

 

先ほども伝えた通り、ひとたび睡眠障害になってしまうと症状が改善するまでに時間がかかってしまいます。1時間入眠時刻を変えていくのに、最低でも1ヶ月はかかります。睡眠障害を長期化させないためにも、「こんなことで病院に行ってもいいのかな」と思わず、気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

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