インタビュー(不登校編)

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不登校・引きこもりについての院長インタビュー

01.どのような状態を「不登校」というのでしょうか

どのような状態を「不登校」というのでしょうか

児童生徒が病気や経済的な理由以外で、年間30日以上欠席した状態を「不登校」といいます。年々、その数は増えており、2021年度には過去最高の24万人以上が不登校だという調査結果が発表されました。

02.不登校のお子様に対しては、どんな治療を進めていくのですか

不登校のお子様に対しては、どんな治療を進めていくのですか

当院では、不登校のお子様に対して精神分析など、心の在り方について直接介入するような手法は取り入れないようにしています。治療対象は睡眠や食事のリズム、運動など日中の基本的生活習慣で、これらの習慣を整えるためのサポートを行なっています。

03.心ではなく、基本的な生活習慣の指導をおこなっているのですね

心ではなく、基本的な生活習慣の指導をおこなっているのですね

私は心を健康な状態にするためには、まずは体を健康にすることが大切だと考えています。ケガをして血が出たところも、数日経てば回復します。これは、体に自然治癒力があるからです。そして、心にも自然と健康な状態に戻ろうとする力があると思っています。心を健康な状態にするために一番重要なのが「体を整えること」なので、睡眠を含めた生活習慣の指導に力を入れています。

04.不登校のお子様を診る上で、お薬を使った治療をすることもあるとお聞きしました

不登校のお子様を診る上で

基本的には生活習慣の指導がメインになりますが、不登校がきっかけでうつ病や総合失調症などの精神疾患を発症する場合もあります。精神科疾患の症状がでると、健康的な生活を送ることが難しくなることが多いです。そのため、まずは心の状態をお薬で緩和して、体を整えやすくする治療を行います。あくまでも、前提には生活習慣などの「体を整える」ことが根底にあり、その上で必要であればお薬を処方するというイメージです。

05.我が子が不登校になったときにどんなことに気をつければよいですか

我が子が不登校になったときにどんなことに気をつければよいですか

まずお子様をしっかりと休ませてあげてください。不登校状態のお子様は、心身ともに疲弊しています。無理に原因を聞こうとせず、家の中をお子様が安心できる場所にしてあげることが大切です。「睡眠をたっぷり取らせる」「栄養のある食事を食べさせる」といった生活面でサポートするのもいいと思います。不登校が長期化してしまうと、学校に戻るのが難しくなってくるので、早めに医師やカウンセラーなど専門家に相談することも検討してみてください。

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