発達障害の二次障害

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発達障害についての院長インタビュー

発達障害の二次障害とは

発達障害の二次障害とは、自閉スペクトラム症やADHD(注意欠如・多動症)、学習障害といった特性の一次障害がきっかけで、周囲とうまくいかずストレスが溜まったり、不安を抱えたりすることでうつ病や適応障害、パーソナリティ障害などの症状が現れる状態のことをいいます。

発達障害の二次障害の種類

発達障害の二次障害は、大きく「内在化障害」と「外在化障害」の2つに分類されます。内在化障害にはうつ病や適応障害、統合失調症、パーソナリティ障害などがあり、外在化障害には反抗挑戦性障害や行為(素行)障害、愛着障害などがあります。中には、摂食障害や睡眠障害、頭痛、腹痛を訴えるお子様もいます。

うつ病

一日中気分が落ち込む、何もやる気が起こらない、何をしても楽しくないなどの症状が2週間以上続く状態です。発達障害の二次障害の中でも一番多い症状といわれています。

適応障害

ストレスが原因で日常生活に支障をきたしている症状がある病気です。気分が落ち込む、涙もろくなる、攻撃的になるなどの行動が現れます。

総合失調症

感じ方や行動をうまくまとめられず支離滅裂になってしまう、幻覚や妄想症状がある、気分の落ち込みなどの症状が現れる病気です。

パーソナリティ障害

考え方の偏りがあり、行動や反応が周囲とは大きく異なることで本人が困る状況が続くなどの症状がみられる病気です。

反抗挑戦性障害

周囲に対して怒りっぽくなったり、挑発的な態度を取ったりするなどの行動をとってしまう病気です。発達障害の特性によって周囲から理解が得られなかったり、失敗が続いて自己肯定感が低くなったりすることから、このような状態になるケースがあります。

二次障害の治療について

発達障害の二次障害がある場合、まずは発症している症状の治療を進めていきます。治療方法については、認知行動療法や心理療法、また薬物療法を用いることもあります。それと同時に、二次障害の原因となっている発達障害への対処も必要です。何かお困りごとがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

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