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睡眠障害についての院長インタビュー
睡眠障害の症状
・朝、起きることができない
・日中、常に眠さを感じる
・学校から帰ってきたら寝てしまう
・夜、1時間以上経っても眠れない など
「眠れない」「寝過ぎてしまう」といった症状が日常的に続く場合は、睡眠障害の可能性があります。
睡眠障害の原因
睡眠障害の原因には、以下のようなものが考えられます。
・夜遅くまでスマホやゲームをしたり、動画を観ている
・塾など習い事で帰宅時間が遅くなる
・学校や家庭内、仕事でトラブルがある
上記は一例です。原因は一つだけではなく、いくつかの原因が重なっている場合もあります。診察の際には詳しくお話をお伺いして、なぜ睡眠障害が起きているのかを調べていきます。
心身への影響
睡眠不足の症状が悪化すると心身への影響も大きくなり、以下のような症状を引き起こします。
・疲れやすくなる
・免疫力が低下する
・集中力や記憶力が低下する
・うつ病や自律神経失調症などの病気を引き起こす
成長ホルモンは寝ている間に分泌されています。骨を伸ばしたり、筋肉を増やしたりする役割のほか、傷ついた体を修復する役割もあるため、子どもだけでなく、大人にとっても睡眠時間は必要不可欠。記憶を定着させるのも睡眠中のことなので、睡眠時間を削って勉強をするのではなく、しっかり寝る時間を設けることも大切なのです。
睡眠障害のQ&A
受診の目安について教えてください
日中に眠くなることが多い、家に帰ってきたら寝てしまってなかなか起きないなどの症状がある場合は、一度ご相談に来ていただければと思います。早い段階であれば数ヶ月で回復しますが、「朝なかなか起きられず学校や会社に行けない」「布団に入ってから1時間以上経っても眠れない」といった症状が続き、学校生活や社会生活が破綻するくらいにまでなると回復までに短くても半年、長ければ数年かかります。
睡眠障害の改善のためにどんな治療をするんですか
まずは生活環境や学校生活などについてのカウンセリングを行ない、睡眠障害の原因を調べます。原因が分かれば解決策を提示して、経過を観察していきます。例えば、寝る時間が遅くて睡眠不足になっているなら、早く寝るためにはどうすればいいかを一緒に考えたり、友人関係がうまくいっておらず朝起きられないのなら、友だちとの関わり方についてアドバイスをしたりと、一人ひとりによって治療方法は変わります。
子どもを寝かしつけるコツはありますか
子どもを寝かしつけるためには、まず環境を整えるところから始めてみてください。テレビを消して、部屋を暗くする。また、就寝前にはスマホやゲームなどの電子機器を使用することを控えて、目を休めることも有効です。日中は体を動かしたり、頭を使ったりと昼間にたっぷり活動すると、体や脳が疲れて眠りやすくなることもあります。