睡眠障害の種類

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睡眠障害についての院長インタビュー

睡眠障害とは

睡眠障害とは「なかなか眠れない」「寝すぎてしまう」など睡眠に関連した病気のことをいいます。睡眠障害の種類は、大きく分けると不眠症、覚醒障害、睡眠時随伴症があります。

不眠症とは

不眠症の症状

不眠症とは、寝付くまでに時間がかかる「入眠障害」や眠りが浅く何度も目が覚める「中途覚醒」、早朝に目が覚めてしまう「早朝覚醒」のほか、眠りすぎてしまう「熟眠障害」といった症状がある病気のことです。誰でも「試験前や大事な仕事の前の日になかなか眠れない」「疲れて1日中寝てしまった」などの経験はあるかもしれませんが、その症状が1ヶ月以上続く場合は、不眠症の可能性があります。「眠れない」「寝すぎてしまう」ことによって日中の生活に支障があると感じたら、早めに受診することをおすすめします。

不眠症の原因

不眠症の原因は、ストレスなどの「心理的要因」、寝具が合っていない、騒音、光などの「環境的要因」、体が痛むなどの「身体的要因」、不安や憂うつが原因の「精神医学的要因」、服用している薬やルコールなどが原因の「薬理学的要因」があります。ただし、不眠症になるのは一つの原因ではなく、さまざまな原因が重なっている場合が多いもの。そのため、診察時にはじっくりとお話をお伺いして、何がきっかけで不眠症になっているのかを調べていきます。

覚醒障害とは

覚醒障害の症状

4時間以上眠れない、日中に寝すぎてしまうなど、睡眠と覚醒が不規則になる症状を「覚醒障害」といいます。睡眠のリズムが乱れることによって日中の作業効率の低下や食欲不振、倦怠感を感じるなど日常生活に支障をきたす状態が続くようであれば、覚醒障害の可能性があります。

覚醒障害の原因

人間の体には体内時計が備わっており、1日24時間の周期で行動ができるよう自然に調整する機能があります。しかし、その機能がうまく働かなくなると覚醒障害を引き起こすと考えられています。覚醒障害の原因には、海外旅行などの時差ボケで起きる「時差障害」、夜勤などで生活リズムが乱れてしまう「交代勤務障害」があげられます。

睡眠随伴症

睡眠随伴症の症状

「睡眠随伴症」とは、睡眠中に起きる異常行動のことをいいます。睡眠時随伴症には「レム睡眠時随伴症」と「ノンレム睡眠時随伴症」の2種類があります。レム睡眠時随伴症は、眠りが浅いレム睡眠状態のときに起こる症状のこと。一方、ノンレム睡眠時随伴症は就寝後1〜3時間の深い眠りのときに起こる症状のことをいいます。

 

主な症状は以下の通りです。

  • 歯ぎしりをする
  • 睡眠中に動き回る
  • 叫び声をあげる
  • 悪夢を見る
  • 意識がない状態で食べ物を食べる
  • 夜尿 

睡眠随伴症の原因

睡眠随伴症の原因は、ストレスや生活リズムの乱れ、アルコールやカフェインの過剰摂取などがあります。また、子どもの睡眠随伴症では、睡眠に関する脳の神経系が未発達であることも原因の一つと考えられています。

 

当院では診察時に患者様との時間をたっぷりと取り、生活の様子などをお伺いしながら睡眠障害の原因を調べていきます。気になる症状がある方は、どうぞお気軽に当院の医師までご相談ください。

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